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不倫が教えてくれた大切な心のあり方


 
今日は、夫婦の話からは
ちょっとズレてしまうかもしれませんが、
週末に、病院から施設に入所した祖母の面会へ行った時に
感じたことを書きますね。
 
 
以前まで、私自身は、
本人に、考えや気持ちがあるうちは、
施設に入ることはかわいそうなことだと思っていました。
 
 
自分の人生になんの覚悟を持っていない時には、
「施設に入れられる!!なんてひどい…」ですよね(汗)
 
 
 
でもね、今となっては、そんな状況さえも、
自分で納得して受け入れていたら、
感謝でしかないことだと思えるようになりました。
 
 
施設での生活は、もちろん不便なこともあるけれど、
清潔な環境で、三度の食事が用意されて、
いろいろなイベントもあるし、話し相手もいる。
そして、何かあってもすぐに対処してくれる。
こんなに安心して生活ができるなんて、本当に幸せなことなんだと

 

 

自分の幸せや自由を人のせいにして、

「嫌だ、こんな施設に入りたくない」

「私が今、不幸なのはあなたのせい」

そう抵抗しているうちは、

本当に辛いし、不幸でしかないんですよね。

 

 

年齢も年齢だし、何がいつ起こるかなんて分からないのに、

そんな毎日は悲しすぎますよね。

 

 

私自身も、人生の折り返し地点を過ぎましたし、

これからは、病気や老い、そして死というものが、

どんどん身近な存在になってきます。

そう、逃れることはできないのです。

 

 

逃れることができないからこそ、

病気だって、老いだって、死だって…

ジタバタしないで、ただただ受け入れる

 

 

そして、後悔をしない人生を送るためには、

やりたいことをやるのはもちろんだけど、

最終的には全て「愛」なのかなと。

 

 

人は一人では生きられない。

こうして、施設に入れるのだって、家族の協力やお金の支援があってこそなんですよね。

本当に、「夫の不倫」が、私にここまでの大切な気付きを与えてくれました。

 

 

どれだけ周りに感謝をしているか

誰かを想い、大切な人を大切にしているか

自分の役割をしっかりと果たしているか

もしも体が動けなくなっても、「笑顔」でいられるか

など、そんなあり方を最後まで学び続けようと思います。

 

道

 

*ご夫婦で別々の施設に入所されている方が

いらっしゃいました。

「死ぬ前にもう一度、おじいちゃんに会いたいな」とおばあちゃん。

そんな夢が叶って、来月から二人は一緒の施設で

過ごせることになったそう。

 

70年以上一緒にいるこのご夫婦。

もちろん、いろいろなことがあったと思いますよ。

だけど、最後にはこうして

「また会いたいな」

「ありがとね」と感謝で終われたら最高の人生ですよね

 

入り口は「夫の不倫」でも、

最終的には、こうして自分の生き方全てを見直す機会と

なったらいいな。

といつも私は、思っています。

 

「あなたはどんな人生の終わり方をしたいですか?」

 

 

2017/03/15

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