不倫した夫に対する心の葛藤

昨日は対面カウンセリング
たまたまですが、お二人とも
不倫をしてしまった方のカウンセリングでした。
（男女1人ずつ）
 
 
最近は不倫をした、されたに関わらず、
男性のカウンセリングも多いなと感じます。
 
 
 
不倫をしてしまったことは、
決して許されることではありませんが、
その人が自分のしてしまったことを後悔し、
なんとかもう一度、
きちんと夫婦としてやり直したいと思う気持ち。
私は、その気持ちを無駄にしたくないなと思うのです。
 
 
 
 
不倫をした側が反省し、
態度を改めたり、
誠意を見せるということは
当然のことなのですが、
正直、夫婦の再構築というのは、
した側の努力だけでは、
成り立たないものだと思います。
 
もちろん、私自身の経験もあってこそです。
 
 
 不倫をされた側に怒り・許せないという気持ちが
あるのは当然です。
 
 
しかし、その怒りをいつまでも
引きずって、
『離婚はしたくない。けれど夫を許せない』
となってしまうと、
夫婦再構築どころか、
ご自分もどんどん辛くなってしまいますし、
数年後に、不倫をした側が、
「もう無理だ、離婚しかない」となった時に、
きっと後悔してしまうのでは？と思います。

夫婦再構築がうまくいかない人の多くは、
 
「不倫した夫を許せない」のではなく、
「不倫した夫を許してはいけいない」と心のどこかで
思っているという方が実際に多いです。
 
 
もちろん、あなたが
「これ位上、傷つきたくない」「また裏切られるのが怖い」
「許してしまったら夫はこの出来事を忘れてしまう」
そんな不安や恐れからだとは思います。
 
 
その気持ちから
「不倫をした人は幸せになってはいけない」
ということにすり替わっていないか、
考えてみてくださいね。
 
 
不倫をした側は、
「妻（夫）を傷つけてしまった」
と認識していますし、
やり場のない怒りを自分に向けているのも分かっています。
（カウンセリングをさせていただいた範囲ですが）
 
簡単に許せと言っているのではありません。
でも、取り返しのつかないことには、
なってほしくないのです。
 
 
 
あなたは、離婚したいのですか？
それとも旦那さんと幸せになりたいのですか？
 
もう一度、原点に戻って考えてみてくださいね。